2008.07.24(Thu)
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2007.10.17(Wed)
『自分の感受性くらい』
ぱさぱさに乾いていく心を ひとのせいにするな みずから水やりを怠っておいて 気難しくなってきたのを 友人のせいにするな しなやかさを失ったのはどちらなのか 苛立つのを 近親のせいにするな なにもかも下手だったのはわたくし 初心消えかかるのを 暮らしのせいにするな そもそもが ひよわな志にすぎなかった 駄目なことの一切を 時代のせいにするな わずかに光る尊厳の放棄 自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ 【 淡木 のり子 】 これを見たとき、頭から氷水をかぶせられたみたいにハっとした。 彼女は美しい青春を過酷な太平洋戦争に奪われながらも、力強く生き抜いた女性である。 この詩に初めて出会ったのは三年程前の、とある新聞のコラムだった。 やけに心にピリピリきて、そのゆるぎない勇ましさに半ば嫉妬を覚えたものの、偶然通りすがっただけのよう忘れたふりをした。 あなたに言われなくたって、自分のことはよくわかってるつもり。 そんなくだらない言い訳をしながら。 しかし、その1ヶ月後、ふいに友達からプレゼントされた詩集を手にして、1ページ目をめくった時、またしても私は彼女に叱られた。 『自分の感受性くらい』!!! 時代を超えてのありがたいお説教。 私達は目の前で顔を合わせたことはないけれど、きっと一生彼女に頭が上がらないだろう。 いつだって、人間は気を抜けば傲慢で怠惰に生きてしまう。 それは時代や世代など関係ないものだ。 私やあなたの生まれ持った感受性は本人しか守れない。 たとえ世間や他人に翻弄されても、絶対に忘れてはいけない言葉。 だからこそ第1回目に決意表明のごとく記したかった。 叱ってくれてありがとう。 おかげで、しっかりと目を見開いて、この見果てぬ夢路を今日も歩いていけます。 Trackback List
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