過去から今日、今日から未来へ先人が残した言葉を贈ろう。 異なる文化と歴史の中で人類を繋ぎ続けた言霊のリース。 幾多の時代を超えて、ひとつずつ解き放つ。
 
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コトダマピース 1詩*『自分の感受性くらい』
2007-10-17 Wed 22:42
 『自分の感受性くらい』

ぱさぱさに乾いていく心を
ひとのせいにするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
                              
                               【 淡木 のり子 】

これを見たとき、頭から氷水をかぶせられたみたいにハっとした。
彼女は美しい青春を過酷な太平洋戦争に奪われながらも、力強く生き抜いた女性である。
この詩に初めて出会ったのは三年程前の、とある新聞のコラムだった。
やけに心にピリピリきて、そのゆるぎない勇ましさに半ば嫉妬を覚えたものの、偶然通りすがっただけのよう忘れたふりをした。
あなたに言われなくたって、自分のことはよくわかってるつもり。
そんなくだらない言い訳をしながら。

しかし、その1ヶ月後、ふいに友達からプレゼントされた詩集を手にして、1ページ目をめくった時、またしても私は彼女に叱られた。

『自分の感受性くらい』!!!

時代を超えてのありがたいお説教。
私達は目の前で顔を合わせたことはないけれど、きっと一生彼女に頭が上がらないだろう。

いつだって、人間は気を抜けば傲慢で怠惰に生きてしまう。
それは時代や世代など関係ないものだ。
私やあなたの生まれ持った感受性は本人しか守れない。
たとえ世間や他人に翻弄されても、絶対に忘れてはいけない言葉。

だからこそ第1回目に決意表明のごとく記したかった。

叱ってくれてありがとう。
おかげで、しっかりと目を見開いて、この見果てぬ夢路を今日も歩いていけます。




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