過去から今日、今日から未来へ先人が残した言葉を贈ろう。 異なる文化と歴史の中で人類を繋ぎ続けた言霊のリース。 幾多の時代を超えて、ひとつずつ解き放つ。
 
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コトダマピース 13詩*『13階は月光 』
2007-12-05 Wed 01:02
『13階は月光 』


月の光の照る辻(つじ)に
ピエロ ピエロ ピエロさびしく立ちにけり

ピエロの姿(すがた)白ければ
月の光に濡れにけり

あたりしみじみ見まわせど
コロンビイヌ コロンビイヌ コロンビイヌ コロンビイヌ コロンビイヌの影もなし

あまりに事のかなしさに
ピエロ ピエロ ピエロは涙ながしけり 涙ながしけり

                        【 堀口大學~月光とピエロ~ 】
 

     
 「13」という数字が好きだ。
多分、この日が自分の誕生日だという、ごく単純なものかもしれない。

しかし、この数字は随分と世界中で忌み嫌われる数字である。
ことに俗世、特にキリスト教圏の国では最も不吉とされ、「13恐怖症」といった心理学的な病気すら存在する。
何故、クリスチャンは「13」が駄目なのか?
ここに、思い当たる限りの理由を挙げてみた。


① アダムとイブ
ヘビに誘惑されたイブがアダムに知恵の実を食べさせたのも13日の金曜日

② ノアの箱舟
ノアの箱舟の大洪水も13日の金曜日に起こったとされている

③ アベルがカインに殺害された日、すなわち”人類最初の殺人”の日もまた、13日の金曜日であったと言われているのである

④ バベルの塔
バベルの塔をつくろうとして、神の怒りを買い、言葉が通じなくなってしまったのも13日の金曜日

⑤ イエス・キリストと12人の弟子達が最後の晩餐を囲んだ時の、テーブルについた人数が13人であった

⑥ イエスを裏切ったイスカリオテのユダは「13人目」となるため

⑦ イエスの処刑の日が13日の金曜日であった

⑧ タロットでは死神をあらわす。

⑨ 死刑台の階段は13段あり、「十三階段」と呼ばれている。

⑩ イスラエル神殿をエジプトが破壊されたのも、13日金曜日

⑪ 魔女とフリッガ信仰
キリスト教が広がっていくにつれ、古来の神やその信仰者たちは異端者であり、魔女であるとして森や山の中に追いやった。
しかし魔女として追放された巫女(みこ)たちは、フリッガ信仰の再興を願い、毎週金曜日、つまりフリッガの日に11人が集まり、そこに女神フリッガと悪魔を加えた13人が、キリスト教徒にどのように災いをもたらそうかと相談するようになった。そのため北欧では、金曜日は「魔女の日」と言い伝えられている。

⑪ ノルウェーの神話において、ヴァルハラで12人の神が晩餐をしている最中に「招かれざる13番目の賓客」としていたずら好きのロキが現れるという逸話がある。そこでロキは、ホデル(暗闇を司る盲目の神)をそそのかして、バルドル(美と悦びの神)をヤドリギの矢で撃たせるのだ。
「そしてバルドルは死に、世界は暗闇、そして悲嘆の声に包まれる。」
それが不幸なる13の起源となる。

ここまでは西洋の古いお話。
だが、ここで視点を変えて、以下にあげる中国の例では逆に吉数とされているし、古代マヤ文明では最高神に与えられた数字である。
 特に、マヤ暦は別名「神聖暦ツォルキン」と呼ばれ、実際に「13の月の暦」というものが存在するのだ。
 
⑫ マヤの人々は、この宇宙は13層の天空からできていると考えていた。そのもっとも上の13層の天空にいて宇宙全体を支配しているのが、唯一にして最高の神『フナブ・クー』。その姿は人には見えず、あまりに崇高な神なので、形もないとされてる。
これは「全能の力」を意味している。全能の力と幸運を人に与える最高の守護数。

⑬ 中国の一部地域などにおいて13を吉数とする地域も存在する。広東語では「十三」の発音が「實生(実るという意)」に似ていることが由来となっている。


そして、更に現在においては、欧米のマンションやホテルには13階というフロアが見当たらない。
12階の次は、いきなり14階に飛ぶ。13階をつくってしまうと買い手がつかなくなるからだ。
また、14人集まるはずのパーティーに1人が欠席して13になると、あわてて別の人を招待することがある。また出席者が13人になるようなパーティーの計画はしないという。結婚式場では、「13日の金曜日」には予約が入ることはほとんどない。

以上が、太古から世界の至る所に受け継がれる、由々しき「13」の由来である。

 さて、改めて「13」について。
数学的に言えば、13は不特定な素数である。
つまり、割り切れない、不安定な数字。
12に対し、12に付す数でありながら割り切れない素数である13は、その調和性を乱すものとして「悪い数」だと考えられたといわれている。太陰太陽暦では数年に1度1年が13か月(閏月)になり、13は普段とは異なる状態を表す数として認識されることも少なくない。
実際、この不協和音が人々を不安に駆り立たせる理由の一つなのかもしれない。
でも、この一見バランスが良いような悪いような、解釈によっては善にも悪にも属する、はっきり言ってどっちつかずの不安定さを、私はこの上もなく愛する。
 まるで、人間の心のようじゃないか。
いつまで立っても、きちんと調和の取れない理性と感情のシーソーゲーム。

だけど、それでいい。人間は。
たとえ、この地球上で最も愚かな生物だと同族間で罵り合おうが、けなし合おうが、互いに自由に生きようとする意志は誰にも剥奪できはしない。
だからといって、傍若無人に生きろと勧めているわけじゃあない。
悪い心があったとしても、そこから不意に善に転ずることもあり、またその逆のしかり。
要は、不安定だからこそ、心という暴れ馬を管理する本人の意識次第で、何処にでも行けるし、何にでも変われるということである。
それこそが生きる醍醐味。
全知全能の神すら驚く、未知数で無尽のエナジーなのである。

きっとあなたにも宿る、無限大の飽くなき衝動。
限界まで上り切った階段を超えた向こう側、13階目の月の光のもとで花開く、美しき魂の躍動。

人間は、己の限界を突破した時に初めて、真の存在価値を自身で認めるもの。
「13」とはその力を表す象徴だと、私は信じてやまない。

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この記事のコメント
はじめまして
こんばんは。麦子といいます。
素数である13に、私も神秘性を覚えます。

不安定だから、正負に揺り返しが起こり、
人生の味わいを深いものにするのだと思うのです。

全てを面白がって、人生を楽しみたいですね。

戯言、失礼致しました。では…。v-353

2007-12-09 Sun 01:24 | URL | 麦子 #GxAO5jdM[ 内容変更]
麦子さんへ
コメント、ありがとうございます。
本当に、13とは不思議な数字です。
また、いつでもここへ遊びにいらして下さいまし。
お待ちしております。
2007-12-09 Sun 02:15 | URL | 紅月スナイパー #-[ 内容変更]
こんばんは。
初めまして。履歴から飛んできました。

ちょっと不思議なブログだな、と思いつつ
でも、「13」という不安定な数字に対して
人の心に例えたところには、あ、なるほどそうだね、
などと独り言を言いながら読んでました。
数字にも愛情を感じてきましたよ(^.^)
あ、そういえばわたしと相性がなんだか悪いのが、「17」なんですよ。
また、お邪魔しにきましね。

2007-12-09 Sun 20:04 | URL | きょう #PVNQBMzQ[ 内容変更]
きょうさんへ
ご訪問ありがとうございます。
不思議なブログ・・・w
きょうさんにとって、愛称の悪い「17」。。。
すごいですね。なかなか二桁の数字で、しかも「17」って珍しいですよ・・・w
また気が向いたら、遊びに来て下さい!
お待ちしております!
2007-12-15 Sat 02:26 | URL | 紅月スナイパー #-[ 内容変更]
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